尿酸について見て行きましょう。
尿酸は、体の細胞の「核」の構成成分である、プリン体の老廃物です。
細胞は、日々作り替えられていますが、その際に出る残りカスが尿酸と考えていただいていいです。
だれでも、ある程度の尿酸は作り出しています。健康な人は尿中に排泄されていきます。
しかし、内蔵肉やビールなど、プリン体を多く含む食べ物をたくさん摂ったりして、血液中の尿酸の量が増えると、尿中に排泄しきれず、体内に残った尿酸が結晶となって関節などにたまります。この結晶を異物として白血球が攻撃し、炎症がおこって痛風発作となります。
尿酸は痛風の原因物質としてよく知られていますが、高尿酸血症は腎臓や尿管の結石、その他腎臓障害や悪性腫瘍などさまざまな病気の可能性が考えられます。
また、尿酸値と、心筋梗塞や脳梗塞などの血管病が、関連があることが、多くの研究によって明らかにされています。特に、高血圧のある方では、そのリスクは高いといわれています。
尿酸の見方
正常値は男女ともに 7.0mg/dl 以下です。
血中の尿酸が高くなる場合は、いくつかの原因が考えられます。
まずは、体で尿酸を作り出すのが多すぎる場合です。
尿酸産生過剰型といい、全体の約10%を占めます。
次に、尿酸を腎臓から排泄するのが低下している場合があります。
尿酸排泄低下型といい、最も多くて全体の50~60%を占めます。
上の両者が混じっている場合を混合型といいますが、20~30%を占めています。
これらは、尿酸がどのくらい腎臓から排泄されているかを測定することで、分類することができます。
高尿酸血症は、痛風発作、痛風結節を起こします。また、尿酸が高いと、腎臓を障害したり、尿路結石を生じたり、狭心症などの虚血性心疾患、耐糖能異常などさまざまな病気を合併しやすくなります。
尿酸が高値だった方は、高尿酸血症をご覧下さい。
ここまで、肥満、高脂血症、糖尿病も大丈夫で、尿酸も正常だった方は、動脈硬化の危険因子という点からは問題ありません。
他のデータ、肝機能、蛋白、腎機能に異常値があった方は各項目をご覧下さい。
全て正常だった方は、病気の知識にお進み下さい。