メタボリックシンドローム症状について詳しく解説

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メタボリック症候群

メタボリック・シンドローム

メタボリックシンドロームって何ですか?

メタボリックは「代謝」、シンドロームは「症候群」です。いくつかの代謝疾患が、軽度でも多く重なっていると、動脈硬化が強くなり、心筋梗塞や脳卒中の危険が高くなることが判り、このような疾患群をメタボリックシンドロームと呼んでいます。

これまで、死の四重奏、マルチプルリスクファクター症候群(多重危険因子症候群)、内蔵脂肪症候群、シンドロームX、インスリン抵抗性症候群などさまざまな呼び名がありましたが、「メタボリックシンドローム」という名前で統一しようということになりました。

動脈硬化の危険因子は、「肥満」、「高血糖」、「高血圧」「高脂血症」、などです。これらが重複して発症していることがあります。統計をとると、これらのリスクファクターが3個以上合併した人は、心血管疾患危険率は健常人の30倍以上に達することが報告されています。

メタボリックシンドロームの根底にある問題は、運動不足やカロリー摂取過剰によって、内蔵脂肪が蓄積することです。脂肪細胞によって、さまざまな生理活性物質、アディポサイトカインの分泌が異常になり、糖・脂質代謝異常、高血圧、さらには心血管疾患が起こってくるのです。
ただ単に偶然、動脈硬化の危険因子(リスクファクター)が集まったというのではなく、これらの代謝異常の原因として、内臓脂肪蓄積を共通の基盤としてもつということです。これは言い換えれば、メタボリックシンドロームは体重減量、とくに内臓脂肪減量により確実な予防効果が期待できる症候群であるといえます。メタボリックシンドロームの先にある、死につながる病気を予防するという点で、とても重要と考えられております。

日本では2005年4月、日本肥満学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学会の8学会によってメタボリックシンドロームの診断基準が作成されました。

診断基準では、
ウエスト周囲径が男性で85cm、女性で90cm以上の人で、
1)血清脂質異常(トリグリセリド(中性脂肪)値150mg/dL以上、またはHDLコレステロール値40mg/dL未満)
2)血圧高値(最高血圧130mmHg以上、または最低血圧85mmHg以上)
3)高血糖(空腹時血糖値110mg/dL)
1)2)3)のうち、2つ以上を持つ人を有病者、1つの人を予備軍、と定義されています。

ウエスト周囲径をなぜ測るかというと、ウエストが男性で85cm、女性で90cm以上というのは、内臓脂肪蓄積(内臓脂肪面積100平方cm以上)の目安となるからです。
メジャーでお臍周りを測ってみて下さい。また、血圧計も電気量販店で安く購入できます。血圧が高めの方は、ぜひ購入され自己測定されることをお勧めします。血圧についての詳しいご説明は血圧についてをご覧下さい。

また、採血は病院に行かないとできませんが、今は気軽に自宅でチェックできる採血キットがあります。詳しくはDemecal採血キットをご覧下さい。自宅採血で中性脂肪(トリグリセリド)、血糖、善玉コレステロール(HDL)を測定し、上の診断基準にあてはまらないかどうか、チェックしてみて下さい。

2006年5月9日、厚生労働省の2004年国民健康・栄養調査が発表され、メタボリックシンドロームの有病者は約1300万人、予備軍も約1400万人で、両方合わせると約2700万人にのぼることが判りました。
中高年になるほど増加傾向で、40-74歳では有病者が約940万人、予備軍が約1020万人になるとのことでした。40-74歳に限ると男性では2人に1人、女性では5人に1人が有病者か予備軍になる計算となります。
自分は大丈夫、とたかをくくらず、チェックして早めに生活習慣改善をすることが大切です。

メタボリックシンドロームをそのままにしておくとどうなりますか?

メタボリックシンドロームをそのままにしておくと、知らないうちに動脈硬化が進行します。
心臓の血管の動脈硬化が進行すると狭心症、心筋梗塞となり、脳や首の血管におこると脳梗塞、脳出血、大動脈の動脈硬化が進行すると、動脈解離や動脈瘤、脚の血管に動脈硬化がおこると少し歩くだけで脚が痛くなってしまう、慢性閉塞性動脈硬化症になってしまいます。

日本人の三大死因は1位:癌、2位:心疾患、3位:脳血管障害です。2位と3位は動脈硬化疾患ですから、動脈硬化を予防することは、病気知らずで長生きするためにとても大切なことです。

メタボリックシンドロームの怖いところは、初期には自覚症状がない、ということです。最近、お腹周りが大きくなって、会社の健診では中性脂肪と血圧が高いと言われた、という方は多いのではないでしょうか?
それでも、忙しいと症状もないのでそのままにしてしまうことが多くなります。
それが怖いのです。知らないうちに、動脈硬化が進行していた、ということになりかねません。

これを改善するためには、食事はどのようにしたらよいですか?

メタボリックシンドロームの方の食事は、概してカロリー過剰であることが多いです。
間食を控えましょう。食事は3食同じ時間に適正なカロリーの食事を規則正しく食べましょう。
がんばりすぎて食事を抜くことは避けて下さい。食べる時にかえってたくさん食べてしまったり、間食をしてしまったりして減量がうまくいかないことが多いです。
そればかりかインスリンという血糖を下げるホルモン分泌する膵臓を痛めつけてしまい、糖尿病になりやすくなるなど、弊害も起こりえます。

メタボリックシンドロームの診断基準に採用されている「腹囲」は、日頃自分で計ることができます。腹囲を数センチ減らすことが検査データの改善につながり、脳卒中や心臓病の予防につながる。このことをよく頭に入れて、体重、腹囲を減らす目標を立てて、日頃からがんばって下さい。

私は、都内大学病院のCCUという心臓血管病の集中治療室に勤務しています。
救急車で運ばれてくる方で多いのが、「今まで全く健康だった」、「働き盛りの」方が、「突然倒れた」、というパターンです。
青天の霹靂の知らせを聞いて、駆けつけたご家族も、「今まで病気一つすることなく、病院にかかったこともなかったのに・・・」。とおっしゃいます。

その後の血液検査で調べると、しっかりと高脂血症と糖尿病があることが判り、長い年月をかけて、知らずに動脈硬化が進行していた、という方が大変多いです。
初期に症状がなく、発症する時には致命的になることもあり、サイレント・キラーとも呼ばれます。
健康診断も受けずに、自分の健康を過信してきた人、または、会社で健診を受けて、高血圧などを指摘されていながら、放置してしまう方が、多いのが怖いところです。

メタボリックシンドロームは、命にかかわる病気の前段階です。
この段階で病気の進行をくいとめることが大切です。
ご自身がメタボリックシンドロームかどうか、知ることからはじめましょう。

また、スポーツクラブなどは時間がなくて通えないので、簡単に自分でできる運動はありますか?

普段から体をこまめに動かすことを心がけましょう。日常生活の中で、いろいろな交通手段があると思いますが、より体を動かす手段を選択することを心がけましょう。
駅までの道のりは、自転車より歩く。駅ではエスカレーターを使わず、階段を登る。得意先までの移動はタクシーを使わず徒歩と電車にする、駅の中間に住んでいたら、遠い方の駅を利用する、電話で用を済ませず直接会いに行く、などです。
万歩計を買うとよい目安となります。一日一万歩と決め、達成するにはどのような体を動かす工夫するか。ゲーム感覚でやると楽しいです。

運動には、ストレッチ、有酸素運動、無酸素運動があります。
ストレッチは、筋肉や腱を伸ばす運動です。はずみをつけないで、ゆっくりと伸ばすことを心がけて下さい。
息止めはせず自然な呼吸でリラックスして行ってください。
特に、長い間運動不足の方は、まずよくストレッチをすることから始めてください。
運動不足の方は筋肉が固く短くなっており、関節の可動域が狭くて、故障が多くなってしまいます。
運動開始前30分間、しっかりストレッチをしましょう。それだけでも汗がにじんでくると思います。

有酸素運動は、酸素をたくさん取り入れながら長く行う運動で脂肪を燃焼します。ウォーキング、自転車、水泳などです。
脂肪を燃やし、減量するためには有酸素運動が必要です。
メタボリックシンドロームは、内蔵肥満が原因となっておりますので、有酸素運動を行い、内臓脂肪を減らすようにしましょう。

無酸素運動は、一瞬の強いパワーを用いた運動です。筋肉に負荷をかける筋力トレーニングなどです。
筋肉に刺激を与えると筋肉量が増え、骨が強くなります。
腰回りの筋肉を鍛えることで腰痛を防止し、骨粗鬆症の改善に効果的です。筋肉量が増えると、基礎代謝量が増えますので、有酸素運動をしたとき、効率的に脂肪を燃やすことができるようになります。

朝通勤前にストレッチをし、日中は目標歩数を達成するように体を動かす、夜はストレッチと簡単な筋肉トレーニングをする、といった運動メニューを自分のライフスタイルに合わせてつくるのがおすすめです。
ジムに行かないと運動できない、ではいつまでたってもメタボリックシンドロームを撃退することはできません。

血液検査キットを利用して、どのような項目に注意したら良いでしょうか?

血液検査キットは、病院に行けない忙しい人の健康チェックに最適です。
この検査キットの採血の利点は、自宅で自分で簡単にできることです。
メタボリックシンドロームがあるかどうかを調べるのに、どうしても採血をする必要がありますが、わざわざ病院に行かなくても、自宅でお取り寄せで採血ができるのです。
操作もとても簡単で短時間です。指先に小さな傷をつけて搾り出した血液で検査でき、ほとんど痛みはありません。
宅配サービスでコンビニから送って数日で結果を知ることができます。忙しくて人間ドックに行けない、でもお腹周りが出てきて気になる、という方は、ぜひ利用されることをお勧めします。
また、減量中や通院中の方も、ご自身の血液データの推移を自宅で簡単にチェックすることができます。

採血キットで血液データを得た場合、見ていただきたい項目をご案内します。
メタボリックシンドロームかどうかを調べるのに特に注目すべき項目は、診断基準に入っている、中性脂肪(トリグリセリド)、HDL(善玉コレステロール)、血糖です。
メタボリックシンドロームを知るための採血は、空腹で行う必要があります。休日など、前日の夜9時以降は何も食べないでください。水は飲んでも大丈夫ですが、ジュースなど糖分を含む飲料水は摂ってはいけません。朝食前に、説明書に従いながら指先採血をしてください。

データの見方は、

お腹周りが、男性で85cm、女性で90cm以上の人で、この 1)または 2)を満たす方は要注意です。運動療法・食事療法を本気で考えてください。

自宅採血キットにご興味のおありの方は、Demecal採血キットをご覧下さい。

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