高血圧の診断基準の新ガイドラインが発表されました。
春は、健康診断の季節です。
なかでも、高血圧は、患者予備軍を含めると約4000万人と厚生労働省では、発表しています。国民のおよそ3人に1人は、高血圧若しくはその予備軍と言えます。
そんな高血圧の診断基準の最新版が発表されましたので、お知らせします。
先頃、日本高血圧学会が、高血圧治療ガイドライン(JSH)を改定して、JSH2009 を発表しました。
このなかで発表されているガイドラインは、あくまでも指針だそうです。
患者さん一人ひとりに合った治療をより行いやすくしているのが、ポイントのようです。
例えば、血圧は、もともと、140mmHg/90mmHg未満は正常値とされていました。この数値より高くなるにつれて軽症、中等症、重症と診断基準が設けられていました。
この名称を、I度、II度、III度と変更したうえで、「診察室血圧」と「家庭用血圧」に分けて高血圧の基準を記入しさらには、若年者、中年者や高齢者といった年代区分だけではなく、「糖尿病患者CKD(慢性腎臓病)患者、心筋梗塞後患者」「脳血管障害患者」と分けて、降圧目標を記入したのが、特徴のようです。
すなわち、降圧目標に病名が入って、理解しやすくなったというのが、今回の「新ガイドライン」の特徴と言えるでしょう。
また、血圧の変動を診るには、診察室だけではなく、家庭での測定が重要というのが、改正点でもあります。しかも、24時間にわたって血圧を測定できる「自動血圧計」により、どの時間帯が高くなり易いのかがわかるように患者の血圧情報を集めるという事も盛り込まれています。
糖尿病もCKDも血圧が高いほど状態が悪化するのは誰でも知っているのですが、患者の立場からするとどの程度まで血圧を下げればよいのかという目標数値が、改定前のガイドラインには、示されていませんでした。
新ガイドラインには、降圧目標に病名の記載される事により、患者にとっても理解しやすくなったと言えるでしょう。
皆さんも、日々の血圧チェックをするようにこころがけ、いつまでも家族全員が、健康で過ごせるように願っております。
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